Javaでできることは、ゲームやWebアプリケーションの開発です。
「Javaってよく聞くけど、どんなことができるの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。Javaは歴史のあるプログラミング言語で、さまざまな企業で活躍しています。Javaを学ぶことで市場価値の高い、貴重な人材になれることは間違いありません。
この記事ではJavaでどういったことができるのか、Javaを学ぶメリットや学習方法と併せて紹介します。
Javaでできることの例
まずは、Javaでできることについて解説します。Javaでできることは大きく分けて以下の5つです。
- ゲーム開発
- Androidのアプリ開発
- Webサイトの開発
- IoTシステムの開発
- 自動ツールの開発
1. JavaでMinecraftが作れる
画像:xbox.com
一つめは、Javaでゲームを作ることができます。Javaで作られたゲームで最も有名なのがMinecraftです。
JavaはGUI(マウスや指などで操作できる画面のこと)を作成して、ユーザーが入力したことに対してプログラムを応答させることができます。この機能を利用することでゲーム開発が可能です。
しかし、3Dゲームなどデザイン性の強いゲームを作ることは難しく、UnityやC#の方がゲーム作りに優れています。
2. Androidアプリの開発
二つめは、Androidアプリの開発です。
Androidアプリ開発でJavaが多く利用されており、条件さえ満たせばGooglePlayに自作アプリを公開することができます。
AWSを使うことでコストを抑えつつアプリ開発をすることも。
Androidアプリ開発は動作確認しながらJavaが学べるので初心者におすすめです。
案件例1. 介護業界のDXを推進するアプリ開発
業務内容
介護士の業務効率化・DXを下支えするアプリケーションを開発します。
作業工程は詳細設計からテストまでご担当頂きます。
応募に必要なスキル
・AndroidJavaを用いての開発経験3年以上
【歓迎スキル】
・AWS環境下での開発経験
・Kotlinの経験
報酬(月額)
~550,000円
※開発案件例は架空のものです。
3. Springを利用してECサイト開発
三つめは、Webサービスの開発です。
Javaは大量のデータを扱うことが得意なため、ECサイトなどの大規模なWebサービスを作ることができます。
Springなどのフレームワーク(フレームワークについては後述記載)を使うことで、スピード感が高く開発できることも人気の理由です。
また、TwitterのようなSNSサービスを作ることもできます。
案件例2. ECサイトの再構築
業務内容
ECサイト再構築開発案件でございます。
詳細設計以降ご担当していただきます。
応募に必要なスキル
・Java
・Spring
・Oracle
【歓迎スキル】
・共通部品作成経験(アーキテクト)
・AWSの経験
・Thymeleaf
・Apacheのパラメータ設定等の経験
報酬(月額)
~550,000円
※開発案件例は架空のものです。
4. データベースと連携させたIoTシステム開発
四つめは、データベースと連携したIoTシステムの開発です。
IoTと言うとPythonのイメージが強いですが、Javaはセキュリティ面が強くIoTの分野でも利用されます。
Oracle社はIoTの分野で積極的にJavaを使用することを推奨しており、実際に多くのIoT製品がJavaで作られています。
例えば、走行距離や心拍数を記録してくれるランニングシューズなど有名です。
案件例3. IoTサービスアプリ(位置情報管理)の保守・開発
業務内容
IoTサービスアプリ(位置情報管理)の保守・開発業務を担当いただきます。新規・エンハンス開発、保守対応(障害調査・分析~改修業務)が主な作業内容になります。
応募に必要なスキル
・Webアプリのバックエンド開発経験(スクリプト言語での開発)。
・Java、JavaScript、Node.jsでの開発経験。
【歓迎スキル】
PHP、C#の開発経験。
報酬(月額)
~600,000円
※開発案件例は架空のものです。
5. APIと連携して自動ツール開発
五つめは、API連携した自動ツールの開発です。
Javaには数多くのAPIが用意されており、APIを使用することで一からプログラムを作る必要がなくなります。
例えば、マーケティング業務で顧客情報をExcelなどにデータ手入力する面倒な作業もAPIと連携することで、自動的にExcelにデータ入力し集計する自動ツールを作ることも。
案件例4. ECサイト制作企業での広告運用
業務内容
・工場データの収集・可視化・分析のためのクラウドサービス開発
・スクラムを取り入れており、具体的な作業内容は
-Web APIの設計、開発、テスト
-フロントアプリの設計、開発、テスト
-AWSインフラ設計
・基本的にはJavaを利用しますが、実装困難または、ビジネスユースケースにより
Python,Go,TypeScriptを利用しての開発も
応募に必要なスキル
・ Webアプリケーションの開発経験(設計〜実装〜テスト) 2年以上
・Java での開発経験 2年以上
・AWS提供のサービス利用経験
・ソースコード管理にGitを利用した開発経験
【歓迎スキル】
・Scrum, XPなどのアジャイル開発経験
・Dockerの利用経験
・ AWSを利用したインフラ環境開発経験
・React(Typescript)Quarkus, Python, Goの使用経験
・SORACOMサービスを利用したことがある
報酬(月額)
~800,000円
※開発案件例は架空のものです。
言語名 | 人気ランキング | 案件の数 | 案件平均単価 | 習得のしやすさ | 環境構築のしやすさ | できること |
C++ | 1 | ★★★★★ | 71万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | C++でできること |
C | 2 | ★★★★★ | 67万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | C言語でできること |
Python | 3 | ★★★★☆ | 77万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Pythonでできること |
JavaScript | 4 | ★★★☆☆ | 72万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | JavaScriptでできること |
SQL | 5 | ★★★☆☆ | 65万円 | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | SQLでできること |
Java | 6 | ★★★☆☆ | 69万円 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Javaでできること |
HTML/CSS | 7 | ★★★☆☆ | 70万円 | ★★★★★ | ★★★★★ | HTMLでできること CSSでできること |
PHP | 8 | ★★☆☆☆ | 72万円 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | PHPでできること |
COBOL | 9 | ★★☆☆☆ | 61万円 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | COBOLでできること |
Ruby | 10 | ★★☆☆☆ | 80万円 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | Rubyでできること |
Swift | 11 | ★☆☆☆☆ | 79万円 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | Swiftでできること |
Javaとは?JavaScriptとの違いは?
そもそもJavaとはどのような言語なのか気になる人も多いのではないでしょうか。
Javaは1995年に開発されてから現在まで長く利用されています。2021年でも学びたいプログラミング言語で2位を獲得しているサーバーサイド側のプログラミング言語です。
人気の理由はOSに依存しなかったり、セキュリティ面が強かったりすることで、多くの現場で採用されています。
JavaはJavaScriptと名前が似ていますが、まったくの別物です。
Javaは業務システムなどサーバー側で動く処理を担当しており、Java ScriptはWeb画面に動きをつけたりするフロント側の処理を担当しています。
他にもある!Javaでできること
ここまでJavaについては説明してきましたが、Javaは他にも便利な機能やできることが数多くあります。
ここでは、他にもあるJavaでできることを紹介します。
Javaのフレームワークでできること
Javaを学ぶときに欠かせないのがフレームワークの存在です。
フレームワークとは「枠組み」「構造」などといった意味で、アプリケーションの開発をより効率的にするためのソフトウェアです。
前章でも紹介したSpringがもっとも有名なフレームワークでしょう。
Springは多くの機能がインターフェースで提供されているため、外部から機能を呼び出すことでかんたんにさまざまな機能が利用することができます。
そのため、開発やテストをスムーズに実行することができるため人気のフレームワークの一つです。
Javaのサーブレットでできること
Javaのサーブレットは動的にWebページを生成することができます。
サーブレットとはWebサーバー上で処理を行うことができるプログラムです。
例えばECサイトの閲覧履歴など、アクセスした人によってページが異なります。この異なるページを作るのがサーブレットの役割です。
Javaのpoiでできること
javaのpoiとはApachePOIのことで、ExcelやWordなどMicrosoft製品のフォーマットを読み書きするためのAPIです。
アプリケーション開発でExcelにデータを入力したり、エクセルのデータを出力したりするときに使います。
Javaのeeでできること
JavaEEはJava Platform, Enterprise Editionの略称で、企業向けアプリケーションを開発するときに必要な機能がセットになったプラットフォームです。
先ほど紹介したサーブレットもJavaEEの機能のうちの一つです。
Javaで学べる事
ここではJavaで学ぶことができる代表的な以下の3つを紹介します。
- 継承
- 配列
- map
Javaは他にも多くのことが学べ、他のプログラミング言語でも知識を生かすことができます。
Javaの継承でできること
継承とはオブジェクト指向の概念の一つです。
継承をすることで既存機能を活用し、何度も同じプログラムを書く必要がなくなります。また、読みやすいプログラムを書くことができ、バグを減らすことも可能です。
Javaの配列でできること
配列とは同じ型である複数の値をまとめて変数として扱うことです。
例えば1~10の数字を1つ1つ変数に入れると、たくさんのプログラムが必要になります。配列として扱うことで少ないプログラミングで管理を楽にすることができます。
配列はJavaだけの機能ではなく他のプログラミングでも使う知識なので必ず覚えましょう。
Javaのmapでできること
mapとは「キー」と「値」でデータを格納することができる箱のようなものです。
ロッカーで例えると、ロッカー番号がキーでロッカーの中身が値です。キーであるロッカー番号を指定することで中身を取り出すことができるイメージです。
mapは配列と違いキーを指定することで値を取り出す必要があります。
mapも配列と同様に他のプログラミング言語でも使う知識です。必ず覚えましょう。
Javaを学習するメリットとは
ここではJavaを学習すべきメリットを紹介します。
汎用性が高く、プログラミングの基礎が学べる
JavaはOS環境を問わずに操作できる汎用性の高さ、オブジェクト指向の基礎を学べるためおすすめのプログラミング言語です。
JavaにはJVM(Java Virtual Machine)と呼ばれる仮想マシンプログラムが存在しWindowsでもMacでも同じように動作することができます。
また、Javaのオブジェクト指向を学習することでプログラミングの基礎知識が身につき、他の言語を学習するときの難易度を下げることができます。
Javaは求人が多く就職や転職に有利
Javaを学ぶことで就職や転職に有利になります。また、市場価値が上がり高額な年収を得ることも可能です。
エンジニアの求人でJava案件は全体の約35%を占めています。Javaは歴史が長く、資産が豊富なためさまざまな企業で取り入れられているのが理由の一つです。
これからもJavaの需要は尽きることはなく、就職先や転職先に困ることはないでしょう。
Javaの学習方法とは?
javaを学習するための方法は以下の2つです。
- 独学で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
それぞれのメリット・デメリットを紹介するので参考にして下さい。
独学で学ぶ
一つめは、独学でJavaを学習する方法です。
独学は学習にかかる費用を抑えることができます。Javaはインターネットに資料がたくさんあるため0円で学ぶことも可能です。
しかし、独学は分からないことがあると答えを教えてくれる人が居ないため、挫折しやすく初心者には難易度が高いでしょう。
プログラミングスクールに通う
二つめは、プログラミングスクールに通って学習する方法です。
プログラミングスクールでは、メンター制度が導入されているところが多くあり、分からないことがあればすぐに聞くことができます。そのため、初心者でも挫折しにくいでしょう。
独学に比べると料金は高額になってしまいますが、学べる内容は費用以上の価値があり、将来的に回収することができます。
最近では、1日550円から通うことのできるプログラミングスクールもあるのでおすすめの学習方法です。
プログラミングスクールついては他の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい。
Javaでできることまとめ
Javaを使うことで以下のことができるようになります。
- Webアプリケーション開発
- ゲーム開発
- Androidアプリ開発
- 組み込みシステムの開発
- IoTの開発
Javaは汎用性が高く、セキュリティも強いためこれからもたくさんの企業で使われるでしょう。
初心者には難易度が高めですが、一度学ぶことでプログラミングの基礎を身につけることができます。ぜひこの記事を参考にJavaを学習してみて下さい。
当サイトではJAVA以外にもさまざまな言語の「できること」をご紹介しています。